つんく♂ 声帯摘出 ステージでの揺るぎない姿勢☆
声帯摘出という歌うことを仕事としている者にとって
最悪とも言える手術を受けたつんく♂さん(46)。
4日午前には、みずからプロデュースした母校の近畿大学の入学式に
ゲストとしてサプライズ登場しました。
ステージに立ったつんく♂さんは無言のままで、
大型のモニターに文字が映し出されました。
そこで、
一番大事にしていた声を捨て、生きる道を選んだと、帯摘出を告げ、
また、
自分も声を失って歩き始めたばかりの1回生、
みんなと一緒、というメッセージが流されました。
ステージ上のつんく♂さんは毅然としていて、
声帯摘出をせざるを得なかったことからの悲壮感など
みじんも感じさせませんでした。
それもそのはず!
機械には頼らない
声帯を全摘出したあとの発声法としては、機械を喉にあてて、
音声を発することができる「電気式人工喉頭」があります。
これは声を出そうとしていきむことは
かえってしないほうがいいし、
呼吸を意識する必要さえない、わりと簡単な方法です。
けれども関係者によると、
つんく♂さんには、その機械に頼る気持ちはまったくないそうです。
それでは飽きたらないのですね、
なんとしても、もう一度自分の声で言葉を発したいというつんく♂さんには!
そこで、「食道発声法」の登場です。
食道発声法とは、肺でなく胃にためた吸気を逆流させ、食道の一部を振動させるもの。
なんでもつんく♂さんのスタッフの中に、同じく声帯を全摘出した人がいて、
この発声法によって、電話での会話でさえ難なくこなせるまでになったことに
つんく♂さん深い感銘と影響を受けたのだそうです。
食道発声法
そうして、食道発声法を研究する団体のもとで、
すでにリハビリを開始しているといいます。
食道発声法
食道発声法は、一般的には
早ければ一年ほどで声を発することができるようになります。
もともとすごい集中力の持ち主のつんく♂さんのこと、
かなり早く身につけるのではということで、
所属事務所はじめ関係者も全力を挙げてサポートする態勢だそうです。
習熟度を高めれば、元の歌声は望めないまでも
再び歌うことができるようになるとも言われています。
けれどもつんく♂さんは
この技法の習得を当面の大きな生きがいの一つとして、
声を取り戻すことに専念してはいても、
まだ歌おうという気持ちはないようだと、関係者は語りました。
そして
いつか歌いたいという気持ちになってくれるとうれしいと続けましたが、
つんく♂さんが何より大切だった声を取り戻す日がきたら、
ファンならずとも、嬉しいかぎりですよね!
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